文選000 昭明太子「文選序」解釈(三)

Yuan3 zi4 Zhou1shi4, qi4 yu2 sheng4dai4, du1 wei2 san1shi2 juan4, ming2 yue1 Wen2xuan3 yun2 er3.
遠自周室,迄于聖代,都為三十卷,名曰『文選』云耳。

Fan2 ci4 wen2 zhi1 ti3, ge4 yi3 hui4 ju3.
凡次文之體,各以彙聚。

Shi1fu4 ti3 ji4 bu4 yi1, you4 yi3 lei4 fen1.
詩賦體既不一,又以類分。

Lei4 fen1 zhi1 zhong1, ge4 yi3 shi2dai4 xiang1 ci4.
類分之中,各以時代相次。

「都」(文言ではdu1と読みます)は、副詞、「表示总计。可译为“总共”」 (『古代漢語虚詞詞典』)。
「凡」は副詞、「用于动词前,表示所述事实按照规律或经验会是怎样或应该怎样。可译为“凡是”」(『古代漢語虚詞詞典』)。
「凡次文之體,各以彙聚」は、『文選』が内容をジャンル分けしていることを述べたものです。『辞海』の説明にも「そこには、すでに文学とそれ以外の類型との、作品区分についての大体の配慮がはたらいていた。全体を三十八類に分かち、およそ七百余首の作品」とありました。
「詩賦體既不一,又以類分」は、「賦」「詩」のジャンルについては、さらに細かいサブ・ジャンルを設定してあることを言っています。たとえば「賦」は「京都」「郊祀」「耕藉」「畋獵」「紀行」「遊覽」「宮殿」「江海」「物色」「鳥獸」「志」「哀傷」「論文」「音樂」「情」のサブ・ジャンルに分けられています。